特定技能の受入れ見込数の再設定及び対象分野等の追加について(令和6年3月29日閣議決定)

特定技能の見直しを閣議決定/政府

政府は、3月29日、閣議決定により、特定技能の基本方針及び分野別運用方針の変更を行いました。変更概要は以下のとおりです。

〔概要〕
受入れ見込数の再設定について
令和6年4月から向こう5年間の各分野の受入れ見込数が再設定され、分野別運用方針に記載された。総数では、最大82万人となる。
1 介護・・・・・・・・・最大13万 5,000 人
2 ビルクリーニング・・・最大3万 7,000 人
3 工業製品製造業・・・・最大 17万 3,300 人
4 建設・・・・・・・・・最大8万人
5 造船・舶用工業・・・・最大3万 6,000 人
6 自動車整備・・・・・・最大1万人
7 航空・・・・・・・・・最大4,400 人
8 宿泊・・・・・・・・・最大2万 3,000 人
9 自動車運送業・・・・・最大2万 4,500 人
10 鉄道・・・・・・・・最大3,800人
11 農業・・・・・・・・最大7万 8,000 人
12 漁業・・・・・・・・最大1万 7,000 人
13 飲食料品製造業・・・最大13万 9,000 人
14 外食業・・・・・・・最大5万 3,000 人
15 林業・・・・・・・・最大1,000 人
16 木材産業・・・・・・最大5,000 人

2 対象分野等の追加について
1)対象分野に次の4分野が新たに追加された。
-ⅰ 自動車運送業
-ⅱ 鉄道
-ⅲ 林業
-ⅳ 木材産業

2)次の3つの既存の分野に新たな業務の追加等が行われた。
(ア)「素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業」については、「工業製品製造業分野」に名称変更し、新たに7業務区分(紙器・段ボール箱製造、コンクリート製品製造、陶磁器製品製造、紡織製品製造、縫製、RPF製造、印刷・製本)を追加。また、既存の業務区分に鉄鋼、アルミサッシ、プラスチック製品、金属製品塗装、こん包関連の事業所を新たに含めるよう、上乗せ基準告示を改正予定。

(イ)造船・舶用工業分野については、6業務区分を3区分に再編するとともに、作業範囲を拡大し、造船・舶用工業に係る必要となる各種作業を新たな業務区分に追加。

(ウ)飲食料品製造業分野については、特定技能外国人の受入れが認められる事業所を追加。また、食料品スーパーマーケット及び総合スーパーマーケットの食料品部門における惣菜等の製造も可能とするよう、上乗せ基準告示を改正予定。

<詳しくは>
https://www.moj.go.jp/isa/applications/ssw/2024.03.29.kakugikettei.html

関連記事

  1. 雇用する特定技能外国人側の条件を確認しよう

  2. 特定技能外国人のビザサポート|行政書士法人檀上事務所

PAGE TOP