【新しい選択肢】労働者協同組合 × 障害福祉という“相性のいい制度設計” ― 行政書士法人檀上事務所が解説する、実務で「使える」スキーム ―|福山市の行政書士法人檀上事務所

【新しい選択肢】労働者協同組合 × 障害福祉という“相性のいい制度設計”

― 行政書士法人檀上事務所が解説する、実務で「使える」スキーム ―

こんにちは。
行政書士法人檀上事務所です。

ここ数年、

  • 「人材が集まらない」
  • 「雇用リスクをなるべく抑えたい」
  • 「理念と制度を両立させたい」

こうした悩みを抱える事業者・団体から、
労働者協同組合と障害福祉を組み合わせられないか?
というご相談が急増しています。

結論から言います。

労働者協同組合 × 障害福祉(特に“特定就労継続支援”)は、
制度上、非常に相性が良い組み合わせです。

しかもこれは、
「グレー」でも「抜け道」でもありません。
法律を正面から読んだ“正攻法”の制度設計です。

本記事では、
✔ なぜ可能なのか
✔ どこが誤解されやすいのか
✔ 実務でどう組み立てるのか

を、営業・提案にも使えるレベルで解説します。


1.そもそも「労働者協同組合」とは?

労働者協同組合は、
出資・経営・労働を一体で行う組織です。

ポイントは

  • 働く人=組合員
  • 組合員が主体的に事業を運営
  • 外部労働者に依存しない仕組み

そのため、法律上

  • 5分の4要件
  • 4分の3要件

といった
「組合員がどれだけ事業に関与しているか」
を厳しく見られます。

ここで多くの方がこう思います。

「障害福祉事業って、
人がたくさん関わるから要件に引っかかるのでは?」

――実は、ここが最大の誤解ポイントです。


2.障害福祉の“利用者”は労働者ではない

障害福祉、とくに
**就労継続支援(特定就労継続支援)**は、

  • 雇用契約に基づく労働
    ではなく
  • 福祉サービスの提供

という位置づけです。

つまり
利用者=労働者ではない

この一点が、
労働者協同組合との相性を決定的に良くしています。


3.なぜ「特定就労継続支援」だと成立するのか

実務上の結論を端的に言うと、

  • 特定就労継続支援の利用者は
    • 労働者協同組合の
      • 5分の4要件
      • 4分の3要件
        分子にも分母にも入りません

つまり、

要件判定から“完全に外れる”

という扱いになります。

例で見てみましょう

  • 組合員労働者:4名
  • 外部労働者:1名
  • 特定就労継続支援の利用者:10名

👉 要件判定は
4名+1名=5名だけで行います。

利用者10名はノーカウント。

➡ 要件クリア
➡ 組合の性格も崩れない
➡ 福祉事業としても適法

という、非常にきれいな設計です。


4.A型就労支援との決定的な違い(重要)

よくある失敗例がこれです。

「A型就労支援でも同じですよね?」

答えは NO です。

A型は

  • 雇用契約あり
  • 労働者性あり

そのため

  • 要件判定に影響
  • 組合の成立・維持リスク
    が一気に高まります。

👉
労働者協同組合 × 障害福祉
で設計するなら、

特定就労継続支援を軸に考える

これが実務上の鉄則です。


5.このスキームが選ばれる理由

この組み合わせが支持される理由は明確です。

✔ 理念と制度が矛盾しない

  • 組合員が主体
  • 利用者は福祉の受け手

役割が混ざらない。

✔ 雇用リスクを抑えられる

  • 解雇
  • 労務トラブル
  • 最低賃金問題

こうしたリスクを構造的に回避。

✔ 行政説明がしやすい

  • 条文構成が明確
  • 制度趣旨とも整合

「なぜ可能か」を
論理的に説明できるのは大きな強みです。


6.行政書士法人檀上事務所ができること

当事務所では、単なる申請代行ではなく、

  • 労働者協同組合の設計段階から
  • 障害福祉事業との組み合わせを前提に

“あとで崩れない構造”を作る支援を行っています。

対応内容の一例

  • 事業スキーム整理
  • 定款・規程の制度整合チェック
  • 障害福祉サービス指定申請
  • 行政との事前協議資料作成
  • 「突っ込まれやすい論点」の先回り整理

7.こんな方は一度ご相談ください

  • 労働者協同組合を検討している
  • 障害福祉事業を新規で始めたい
  • 既存法人からの組織再編を考えている
  • 制度的に“安全な形”を最初から作りたい

まとめ

労働者協同組合 × 障害福祉(特定就労継続支援)は、
理念・制度・実務がきれいに噛み合う、
数少ない完成度の高い組み合わせです。

「できるかどうか」ではなく、「どう設計するか」がすべて。

行政書士法人檀上事務所は、
その設計から実装までを一貫してサポートします。

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