その障害福祉の手続き、本当に「いつもの申請」ですか?
障害福祉サービスの世界では、
「指定申請」「変更届」「加算取得」など、
一見すると定型的な手続きが数多く存在します。
しかし――
ある段階を超えた瞬間、その手続きはまったく別物に変わります。
それが、
**障害福祉の“高難易度案件”**です。
「高難易度案件」は、突然やってきます
多くの事業者様は、最初から
「これは難しい案件だ」と思っているわけではありません。
むしろ、こんなところから始まります。
- 「一度、監査が入るだけ」
- 「是正指導だから、直せば大丈夫」
- 「少し人員が足りないだけ」
- 「書類を整えれば通るはず」
ところが実際には――
一つ直すと、次の問題が現れる
一つ説明すると、さらに説明を求められる
そして気づいたときには、
「これはもう、通常の手続きではない」
という段階に入っているのです。
高難易度案件の正体は「書類」ではありません
高難易度案件の本質は、
書類の量が多いことでも
制度が難しいことでもありません。
本当の難しさは、ここにあります。
✔ 行政が見ているのは「過去」ではなく「これから」
- なぜ問題が起きたのか
- 同じことが二度と起きないと言えるのか
- その体制で本当に継続できるのか
📌 正解の書き方が存在しない世界です。
✔ 「現場の実態」が必ず問われる
- 名目上の人員配置
- 実際の勤務状況
- サービス提供の中身
- 管理・指導体制
📌 書類と実態のズレは、
必ず見抜かれます。
✔ 行政との“対話”が避けられない
高難易度案件では、
- 追加資料
- 補足説明
- 考え方の整理
- 将来計画の提示
といった、
行政との継続的なやり取りが前提になります。
これは単なる申請代行ではなく、
事業そのものの説明責任です。
高難易度案件は「事業の分岐点」です
この段階に入った案件は、
「通す・通さない」という話ではありません。
- 事業を続けられるのか
- 利用者を守れるのか
- 職員を守れるのか
- 信用を回復できるのか
📌 経営判断そのものが問われています。
ここでの対応次第で、
- 行政との関係
- 金融機関の評価
- 将来の拡張可能性
すべてが変わります。
「自分でやれば何とかなる」と感じたら、要注意です
高難易度案件ほど、
事業者様ご本人はこう考えがちです。
- 「現場のことは自分が一番わかっている」
- 「説明すれば理解してもらえるはず」
- 「誠実にやっていれば問題ない」
その姿勢自体は、決して間違いではありません。
しかし――
誠実さと、行政手続きの構造理解は別物です。
📌 行政は「気持ち」では判断しません
📌 判断基準は、制度と継続性です
高難易度案件に必要なのは「代行」ではなく「整理」
この段階で必要なのは、
- 書類を作る人
- 申請を出す人
ではありません。
必要なのは、
- 状況を客観的に整理すること
- 行政が納得する論理を構築すること
- 事業としての“筋”を通すこと
つまり、
専門家として一緒に考える存在です。
行政書士法人檀上事務所が向き合う案件
行政書士法人檀上事務所では、
「簡単な案件」よりも、あえて難しい案件に向き合ってきました。
それは、
- 誰かが失敗すると、事業が止まるから
- 利用者の生活が影響を受けるから
- 現場だけに責任を背負わせたくないから
📌 高難易度案件は、
📌 経験と覚悟がなければ扱えません
最後に
もし今、
- 「これ、普通の手続きじゃない気がする」
- 「どこから手をつけていいかわからない」
- 「この判断で本当に合っているのか不安」
そう感じているなら――
それはもう、高難易度案件の入口に立っています。
気づいた“今”が、
一番早いタイミングです。
