【コラム】障害福祉サービス事業所における「減算・報酬返還リスク」と専門コースの活用法

【コラム】障害福祉サービス事業所における「減算・報酬返還リスク」と専門コースの活用法

はじめに

障害福祉サービス事業所にとって「運営指導」や「実地監査」は避けられないプロセスです。
しかし実際の現場では、書類は揃っているのに実態と合っていない、あるいは研修記録だけが残っていて実施実態がないなど、形式と実態の乖離が頻繁に指摘されています。

この結果、加算の減算や報酬返還、さらには指定取消といった重大なリスクにつながるケースが後を絶ちません。


よくある指摘事例

  • 雇用契約書と勤務表の内容が一致していない
  • サービス提供責任者が「兼務」で実質的に指導できていない
  • 初回加算のアセスメントや同行訪問の記録が欠落
  • 処遇改善加算のキャリアパス要件が就業規則と合致していない
  • BCPを作成したが、職員は「見たことがない」と回答

これらはすべて「書類と実態の乖離」から生じる典型例です。


専門コースでカバーできる領域

行政書士法人檀上事務所では、事業所のニーズに合わせた 「専門コース」 を設けています。

  • 運営指導対策コース
    本番さながらの模擬運営指導で弱点を洗い出し、改善レポートを提供。
  • 書類整合性チェックコース
    勤務表・契約書・研修記録を実態と突き合わせ、監査での指摘を予防。
  • 加算取得・維持コース
    特定事業所加算・処遇改善加算等の算定要件を点検し、返還リスクを防止。
  • 減算防止コース
    請求誤りや記録漏れを徹底チェックし、「知らぬ間の減算」を防ぎます。
  • 人員配置・体制強化コース
    常勤換算計算・体制図整備で、配置基準を確実に満たします。
  • BCP対応コース
    自然災害・感染症BCPを策定し、訓練記録まで支援。監査備付資料として活用可能。
  • 現場環境・掲示物チェックコース
    消火器・避難経路図・苦情窓口の掲示など「現場で即指摘されやすいポイント」を事前点検。

■ 総合コースとの違い

専門コースは「痒いところに手が届く」ピンポイント支援であるのに対し、
総合コース(顧問契約)は事業所全体を包括的にカバーします。

  • ライト:相談+内部チェック
  • スタンダード:定期点検+行政対応支援
  • プレミアム:弁明書・改善計画書全面支援+模擬運営指導付

■ まとめ

運営指導や監査で最も怖いのは「知らぬ間にリスクが積み重なっていること」です。
日々の運営の中で、加算・人員・BCP・書類整備のどこかに必ず弱点はあります。

「うちに必要なのはどのコースだろう?」
その視点から専門コースを選んでいただければ、
減算や報酬返還のリスクを最小限に抑えることができます。

👉 行政書士法人檀上事務所では、報酬は非公開・個別見積り制とし、事業所の規模・リスクに応じて最適なプランをご提案しています。


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