中古新規登録の必要書類について
中古新規登録は、一度登録抹消された車両や、未登録状態で購入された中古車を再度公道で使用できるようにするための手続きです。新規登録とは異なり、車両がすでに一度登録されていたため、必要な書類に少し違いがあります。以下に中古新規登録で必要な書類を詳細に説明します。
中古新規登録に必要な書類
1. 登録識別情報等通知書
- 登録識別情報等通知書は、中古車を登録する際に所有者や譲渡人から提供されるもので、車両が一度登録されたことを示す通知書です。この書類は、所有者が車両を譲渡する際に発行され、車両の登録履歴が明記されています。
この通知書は、車検証を発行するために非常に重要で、登録手続きをスムーズに進めるために必要です。通常、譲渡の際に譲渡人が新所有者に渡します。
2. 譲渡証明書
- 譲渡証明書は、車両の所有権が新しい所有者に移ったことを証明する書類です。実印を押した証明書で、登録識別情報等通知書とともに、新所有者が車両を登録する際に必要となります。譲渡証明書には、譲渡人の実印が押印されていることが必要ですが、押印した譲渡人の印鑑証明書は不要です。
3. 安全基準に関する書類
- 中古車の新規登録には、車両の安全性を証明する書類が必要です。以下のいずれかが該当します。
- 自動車予備検査証(発行後9ヶ月以内)
- 保安基準適合証(発行後15日以内、乗用車と一部の貨物車に限る)
- 合格印のある自動車検査票(持ち込み検査で取得) これらの書類は、車両が安全基準を満たしていることを確認し、車検の基準をクリアしていることを証明します。
4. 自動車検査証(車検証)
- 車両の登録が抹消された場合、その車両に以前の車検証があれば提出する必要があります。車検証は車両の基本情報(所有者、使用者、車両の仕様など)が記載された重要な書類です。紛失した場合は、別途手続きが必要になります。
5. 自動車保管場所証明書(車庫証明)
- 発行後40日以内
車庫証明は、車両の保管場所が確保されていることを証明する書類で、都市部や車庫証明が必要な地域では必須です。これがないと中古新規登録はできません。警察署で申請し、発行を受けます。使用者の住所に変更がある場合も、新たに車庫証明を取得する必要があります。
6. 委任状
- 新所有者の委任状(実印を押印)
新所有者が自ら申請を行わない場合は、委任状が必要です。通常、ディーラーや行政書士が代理人として手続きを行う場合に使用されます。
7. 印鑑証明書
- 新所有者の印鑑証明書(発行後3ヶ月以内)
車両の新所有者の実印が押印された印鑑証明書が必要です。これにより、正式に新所有者として登録されます。
8. 新使用者の住民票や登記事項証明書
- 使用者が新所有者と異なる場合は、住民票や登記事項証明書が必要です。これらは、使用者が車両をどこで使用するかを証明するために使用されます。
9. 新規登録申請書
- OCRシート1号様式
車両の新規登録に必要な申請書で、運輸支局で配布されます。車両の基本情報や所有者・使用者の情報が記入されます。
10. 手数料納付書
- 運輸支局での手続きに必要な手数料を納付するための書類です。
11. 重量税納付書
- 車両の重量に応じて課される重量税を支払うための書類です。車両の重量に基づいて税額が計算され、申請時に納付します。
12. 税申告書
- 自動車税の申告を行うための書類です。運輸支局や自動車税事務所で配布され、登録時に提出します。
13. 自賠責保険証明書
- 自動車損害賠償責任保険(共済)証明書
中古車の新規登録にも、必ず自賠責保険に加入していることが条件となります。未加入では車両の登録はできません。
14. 再資源化等預託金証明
- 自動車リサイクル法に基づき、リサイクル料金が預託されているかどうかを確認する書類です。リサイクル料金が未納の場合、車両の再登録時にこの料金を納付する必要があります。
中古新規登録の手続きの流れ
1. 書類の準備
まず、上記の必要書類をすべて揃えます。多くの場合、中古車を購入したディーラーや行政書士が手続きを代行しますが、個人で行う場合も同じ書類が必要です。
2. 運輸支局での申請
必要書類を準備し、車両の登録地を管轄する運輸支局または自動車検査登録事務所に出向いて申請を行います。運輸支局で書類を確認し、登録手続きを進めます。
3. ナンバープレートの発行と取り付け
登録が完了すると、ナンバープレートが発行されます。ナンバープレートは車両に取り付ける必要があり、取り付け後に封印されます。
4. 自賠責保険と重量税の支払い
自賠責保険の加入と重量税の納付が完了していないと、車両の登録はできません。これらの支払いを済ませた後に、正式に中古新規登録が完了します。
中古新規登録の注意点
1. 登録識別情報等通知書の取り扱い
この書類は非常に重要で、所有権の確認に不可欠です。所有者から確実に受け取ってから手続きを進めましょう。
2. 車庫証明の取得
使用の本拠が車庫証明の必要な地域にある場合は、必ず車庫証明を取得してから申請を行ってください。都市部では必須です。
3. 自賠責保険の確認
中古車でも新規登録の際には自賠責保険に加入する必要があります。保険の証明書を申請時に提示するため、事前に確認しましょう。
まとめ
中古車を再び公道で使用するための中古新規登録は、新車の登録とは異なる書類が必要です。特に登録識別情報等通知書は、車両の登録履歴を証明するために重要です。必要書類をしっかり準備し、運輸支局での手続きをスムーズに進めることが重要です。不明点や手続きの代行が必要な場合は、ぜひ行政書士法人檀上事務所にご相談ください。
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