発起人になるには

発起人になるには?

株式会社を設立する際に必要不可欠な存在が「発起人」です。発起人は、会社の設立手続きを進める主体であり、設立する会社の最初の株主となります。ここでは、発起人になるための要件やその役割について詳しく解説します。

発起人の要件

  1. 個人または法人であること: 発起人は、個人でも法人でもなることができます。個人の場合、日本国籍を有する必要はなく、外国人でも発起人になることが可能です。ただし、法人が発起人となる場合、その法人は日本国内に本店を有している必要があります。
  2. 成年であること: 未成年者は原則として発起人になることができません。例外として、親権者や未成年後見人の同意があれば、未成年者でも発起人になることができます。
  3. 反社会的勢力でないこと: 発起人は反社会的勢力であってはならないとされています。これは、会社の健全な運営を確保するための重要な要件です。

発起人の役割

発起人の役割は多岐にわたりますが、主な役割として以下の点が挙げられます。

  1. 定款の作成: 会社の基本的なルールや組織を定める定款を作成します。定款には、会社の目的、商号、本店所在地、設立時の資本金額、発行可能株式総数などが記載されます。
  2. 出資: 発起人は、会社の設立時に出資を行います。出資とは、会社に対して資金を提供することであり、発起人はその対価として株式を受け取ります。
  3. 設立手続の進行: 定款の認証や法務局への設立登記など、会社設立に必要な手続きを進めます。これにより、会社は法的に成立します。
  4. 設立時取締役の選任: 会社設立後の設立時取締役を選任します。発起人自身が取締役となることもできますし、他の適任者を選任することも可能です。

発起人の責任

発起人には会社設立に関する責任が伴います。例えば、設立手続において虚偽の記載があった場合、発起人はその責任を問われることがあります。また、設立後に会社が負債を抱えた場合にも、発起人は一定の範囲で責任を負うことがあります。

まとめ

発起人になることは、会社設立の重要な第一歩です。発起人は会社の将来を見据えた計画を立て、適切な手続きを進める責任があります。株式会社設立を考えている方は、しっかりと発起人の役割を理解し、万全の準備を行うことが成功への鍵となります。

株式会社設立に関するご相談は、株式会社設立専門の行政書士法人檀上事務所までお気軽にお問い合わせください。専門のスタッフが丁寧にサポートいたします。

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