副業でも必要な許可・届出とは?
― 知らないと危険な「落とし穴」を整理する ―
副業で起業を始める方の中には、
**「小規模だから」「副業だから」**という理由で、
許可や届出を後回しにしてしまうケースが少なくありません。
しかし実務上、トラブルになる多くは
👉 「知らなかった」「必要だと思わなかった」
という理由です。
私たち 行政書士法人檀上事務所 に寄せられる相談でも、
始めた後に問題が発覚するケースが非常に多く見受けられます。
大原則:副業でも「事業は事業」
まず押さえておくべき基本があります。
副業かどうかは関係なく、
事業内容で許可・届出の要否は判断される
つまり、
- 収入が少ない
- 週末だけ
- 自宅でこっそり
といった事情は、法律上ほぼ考慮されません。
副業起業で多い「許可・届出が必要な業種」
① 民泊・簡易宿所
- 住宅宿泊事業法の届出
- 旅館業(簡易宿所)許可
- 消防法令適合通知
- 建築基準法の確認
👉 「Airbnbに載せる前」に手続きが必要です。
② 飲食・食品関連
- 飲食店営業許可
- 菓子製造業許可
- 営業場所ごとの許可
👉 間借り・イベント出店でも
場所が変われば許可も変わる点に注意。
③ 福祉・介護系事業
- 障害福祉サービス指定
- 介護保険事業指定
- 有償運送許可(福祉タクシー等)
👉 副業でも無許可=即アウトになりやすい分野です。
④ 物販・転売・せどり
- 古物商許可(中古品を扱う場合)
- 特定商取引法表示
- 商標・表示規制
👉 「フリマアプリだから大丈夫」は危険です。
⑤ その他よくある見落とし
- 深夜酒類提供届出
- 屋外広告物の届出
- 風営法関連手続き
副業だからといって、
規制が軽くなることはほぼありません。
無許可営業のリスクは想像以上に重い
「後で取ればいい」
「注意されたら止める」
この考え方は非常に危険です。
実際に起こりうるリスク
- 行政指導・業務停止
- 罰金・罰則
- 取引先・顧客とのトラブル
- 本業への影響
👉 副業だからこそ、リスクは最小化すべきです。
副業起業で失敗しないための考え方
重要なのは、
「やりたいこと」から考えないことです。
正しい順序は👇
- 何をするか
- 許可・届出が必要か
- 副業として可能な形は何か
- 将来拡大できるか
この整理を始める前に行うことで、
トラブルはほぼ回避できます。
行政書士が関与する最大のメリット
行政書士は、
- 許可が必要かどうか
- どの制度を使うべきか
- 副業として安全な設計か
を事前に整理する専門家です。
「申請代行」以前に、
やっていいか・どうやるかを明確にします。
副業起業を検討中の方へ
- 自分の副業は許可が必要?
- どこまでが合法ライン?
- 将来の独立を邪魔しないか?
そんな疑問をお持ちの方は、
始める前の相談を強くおすすめします。
行政書士法人檀上事務所では、
副業起業を「安全に」「長く」続けるための
制度設計・許認可サポートを行っています。
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