コラム:jGrants(Jグランツ)について
行政書士法人檀上事務所
補助金申請の電子化が進む中、近年多くの国の補助金で利用が義務化されつつあるのが 「jGrants(Jグランツ)」 です。
事業者にとっても、申請の利便性やスピードアップに欠かせないツールとなりつつあります。
■ jGrants(Jグランツ)とは?
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内閣府が運営する補助金電子申請システム
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国の各省庁が所管する複数の補助金をワンストップで電子申請できる仕組み
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申請〜交付決定〜実績報告〜精算まで、全てオンラインで手続き可能
👉 公式サイト
https://www.jgrants-portal.go.jp/
■ jGrantsの主な対象制度
✅ 事業再構築補助金
✅ ものづくり補助金
✅ 小規模事業者持続化補助金(全国事務局対応分)
✅ 各種IT導入補助金
✅ 雇用関係助成金の一部
✅ 地方自治体の一部補助金(徐々に拡大中)
■ 利用には「GビズIDプライム」が必須
jGrantsを利用するには、事前に GビズIDプライムの取得 が必要です。
これは事業者本人の電子認証・本人確認の役割を果たしています。
👉 つまり、
「GビズIDプライム取得 → jGrants利用開始」
という順序で準備が必要です。
■ jGrantsのメリット
✅ 24時間いつでも申請可能
公募締切ギリギリでもオンライン申請が可能です。
✅ 郵送・押印が不要
従来の紙申請と比べ、大幅に事務負担が軽減されます。
✅ 申請履歴が残る
過去の申請情報を管理しやすく、複数回の申請時にも便利です。
✅ 各省庁の補助金情報を一覧検索できる
制度を横断して情報収集できます。
■ 注意点・行政書士のサポートポイント
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jGrantsへの代理申請(代理ログイン)は不可
👉 ID・パスワードはあくまで事業者が保有 -
ただし、申請入力の補助・添付書類の作成・事前審査サポートは行政書士が対応可能
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申請様式や入力画面が補助金ごとに微妙に違うため、実務経験が重要
■ まとめ
補助金申請は今後ますます電子申請が主流になります。
「GビズID」と「jGrants」の2つを準備しておくことで、各種補助金活用のチャンスを逃さずにすみます。
行政書士法人檀上事務所では、GビズID取得支援からjGrants入力サポート、書類作成・交付申請・実績報告まで、一貫してお手伝いしております。
電子申請が苦手な方も安心してご相談ください。