映像送信型性風俗特殊営業の届出手続き完全ガイド
映像送信型性風俗特殊営業を始める際には、法律に基づいた適切な手続きを行うことが不可欠です。今回は、映像送信型性風俗特殊営業の届出手続きに関する完全ガイドをお届けします。このガイドを参考に、スムーズな営業スタートを目指しましょう。
1. 映像送信型性風俗特殊営業とは?
まず、映像送信型性風俗特殊営業が何かを理解することが重要です。簡単に言うと、これはインターネットを利用して「性的好奇心をそそるために、性的な行為や衣服を脱いだ姿態の映像を有料で配信する営業」を指します。具体的には、有料アダルトサイトやアダルトライブチャットの運営が該当します。
2. 届出が必要な理由
映像送信型性風俗特殊営業を行う場合、営業を開始する10日前までに警察署に届出を行うことが法律で義務付けられています。この届出を怠ると、6ヶ月以下の懲役もしくは100万円以下の罰金、またはその両方が科せられる可能性があります。
3. 届出に必要な書類
届出を行う際には、以下の書類が必要です。
- 営業開始届出書: 営業の内容や方法を記載した書類です。
- 公的書類の取得: 事務所の建物に係る登記事項証明書や、営業者の本籍地入り住民票が必要です。
- 事務所使用承諾書: 営業に使用する物件のオーナーからの承諾書です。ただし、自己所有の物件であればこの書類は不要です。
- 営業方法を記載した書類: 映像の配信方法や料金設定などを記載します。
- 事務所の平面図: 事務所の間取り図を提出します。
これらの書類を正確に準備し、警察署に提出することが必要です。
4. URLの提出とドメインの取得
届出を行う際には、運営するサイトのURLを提出する必要があります。サイトがまだ完成していなくても、ドメインの取得は必須です。もし、プラットフォームを利用している場合は、自身のアカウントのトップページのURLを提出します。
5. 物件探しと不動産業者の紹介
映像送信型性風俗特殊営業を行うためには、適切な物件を見つけることも重要です。信頼できる不動産業者の紹介を受けることで、営業に適した物件をスムーズに確保できます。なお、自己所有の物件であれば、物件使用に関する承諾書は不要ですので、手続きが一段と簡単になります。
6. 複数サイトでの届出
もし複数のサイトやプラットフォームでアダルトコンテンツを配信する場合、それぞれのサイトごとに別々に届出を行う必要があります。この手続きを怠ると、知らないうちに法律違反となる可能性があるため注意が必要です。
7. 届出後のサポート
届出が完了した後も、運営に関する法的なサポートを継続的に受けることをお勧めします。法令遵守の徹底やトラブル対応に関するアドバイスを受けることで、安心してビジネスを続けることができます。
8. よくある質問
Q. 無料で配信する場合でも届出は必要ですか?
A. 無料配信の場合でも、アフィリエイトなどで収益を得る場合には届出が必要です。
Q. アニメやイラストの場合はどうなりますか?
A. 実写ではなく、アニメやイラストなどの非実写コンテンツの場合、基本的には届出は不要ですが、内容によっては例外もあります。
9. まとめ
映像送信型性風俗特殊営業を始める際には、法令に基づいた正確な手続きを行うことが不可欠です。このガイドを参考に、必要な書類を揃え、適切に届出を行うことで、スムーズに営業を開始することができます。自己所有の物件を使用する場合は、手続きが簡略化される利点があります。何か不明点があれば、専門の行政書士に相談することをお勧めします。